どこにどんなコストがかかっているのか

WiFiシステムを設置するときに必要なものは、基本的にはインターネット回線とルータの2つです。自宅での利用であれば、家電量販店などで価格の安いルータを購入しても、それほど不自由を感じることなくWiFi利用が可能です。しかし、カフェ、ホテル、ショッピングセンターなど大型の施設の場合や、オフィスなどインターネット環境がビジネスに関わってくる場合は、きちんとしたシステムをできるだけコストを抑えて設置する必要があるでしょう。インターネット回線は、「光回線」「電話回線(ADSL)」「CATV」「モバイルルータ」の4種類がありますが、通常は光回線を使います。したがって、インターネット開通の工事とは、光ファイバーを開通させる工事であることが一般的です。この工事自体はそれほど難しいものではありません。施設の規模にもよりますが、工期も10日ほどと比較的すぐに完了します。しかし、比較的簡単で早く完了するはずの工事であるにも関わらず、工賃が高くなったり工期がかかったりすることがあります。インターネット開通の工事は、何度もするものではありませんから、相場がわからず知らず知らずのうちに高い工賃を払ってしまう可能性もあります。そのようなことのないように、どこにどんなコストがかかっているのかを理解し、クリアにすることが重要です。これが、WiFiシステム設置におけるコスト削減のための最大のポイントと言えるでしょう。

中間マージン(手数料)

簡潔にお伝えすると、WiFiシステムを設置するときにコストや時間が必要以上にかかってしまう理由は、「中間マージン」です。あらためて説明する必要もないでしょうが、マージンとは手数料のことです。WiFi設置のための工事会社に限ったことではありませんが、多くの会社はサービスを提供する際の手数料で利益の一部を得ています。WiFi設置に際しては、インターネット契約をした大手の通信会社が提携している大手の工事会社が依頼を受け、中小の工事会社へ委託、そこからさらに下請け会社へ工事の作業を発注するというように、一つの工事であっても多くの会社が関わってくることもあります。当然、関わる会社が多くなれば多くなるほど、中間マージンが発生し、コストがかかります。また、受注した工事を再委託するため、すぐに工事を始めるときと比べて工期も長くなることは明白です。つまり、コスト削減をするためには、関わる会社を最小限に減らす必要があるのです。当社では、WiFi設置の依頼を受けたら、現地調査から見積もり、施工やその後の通信テストまでを一貫して請け負います。そのため、中間マージンの必要がなく、コストを抑えてWiFi導入ができます。また、再委託のための不要な日数もありませんので、スムーズな工事が可能になっています。加えて、最後まで一貫して施工を行うため、業者間の引き継ぎに不十分があるなど、情報漏れのトラブルも心配ありません。